スティックの持ち方
レギュラーグリップ


レギュラーグリップが特殊なグリップなのは、昔の鼓笛隊は肩からぶら下げた太鼓に角度を
調整する機能がついていなかったため、肩からかけた太鼓が斜になっていたのです。
その為、左手だけが特殊な持ち方になりました。

今では左右対称のマッチドグリップが標準ですが、昔はレギュラxーグリップが標準でした。
今でも小さい音がコントロールしやすい点や
左右の手を常にバラバラで意識出来る等の
利点を気に入ってあえてレギュラーグリップを使用しているプロドラマーもいます。

軽く指を曲げ
こんな感じの手を作ります。
左の手の状態にスティックを
差し込みます。
親指の根元とスティックとの
間に少しすき間があるのが
ポイントです。
別角度です。
親指と手の平で挟んでいる
部分がマッチドグリップでの
主の指になります。

レギュラーグリップの場合、親指と手の平でスティックを挟んでいる部分が主の指になり
人差し指、中指がリバウンドをコントロールするマッチドグリップの中指、薬指に該当するのですが
マッチドグリップと同様に、レギュラーグリップも音やニュアンスを変える時などで
グリップが色々と変化します。

親指でリバウンドを拾う時の
形です。
よく教則本等に
親指はピンと伸ばす
等と書いてますが
あれは基本の形を書いて
いるだけなので勘違い
しないように。
レギュラーグリップの時にも
かっちりした音が欲しい場合は
親指の根元までスティックを
沈め、人差し指とのホールドを
少し強めます。
リバウンドを大きく返す時には
親指を立てるようにし、
リバウンド時に
スティックが親指に
ひっかからないように
します。
大きく振りかぶった時には
人差し指もスティックから
離れます。


レギュラーグリップは左右非対称のグリップの為に
マッチドグリップのように利き手の方の動きを参考にし反対の手を練習する。
という事は出来ませんが

独特のニュアンスやレギュラーグリップで大きい音を出そうとした時に
マッチドグリップのように力で音を上げれないため
体を上手く使えないと音が出せない。
ということがわかったり、なかなか奥の深いグリップなのです。

一度挑戦される事をお勧めします。



Copyright (C) 2014 Shingo Watanabe STUDIO like All Rights Reserverd.